江戸時代から伝わる双盤念仏

演奏曲目について

双盤念仏では特徴的な2種類の楽器(太鼓と鉦)を使用しながら曲目を演奏します。
「双盤念仏」は全16曲で構成されており、全てを演奏すると35分に及びます。

 

十夜法要の際に奉納、具体的には「献茶の儀」の時

 

■楽器の編成
   鉦 (木枠、撞木1本)  1基
   半鐘(撞木1本)     1基

 

 ◆曲名
 「十夜法要役鉦(六字詰め念仏)」

 

 

■楽器の編成
   鉦 (木枠、撞木1本)  4基
   太鼓(木台、バチ2本)  1台

 

 ◆双盤念仏曲名 計15曲

 

(一)初めの部分

 

 「座付長命」  始まりの鉦、続いて太鼓
 「太鼓念仏」  太鼓と念仏

 

(二)念仏の部分

 

 「座付念仏」  1番鉦から4番鉦まで順に一人ずつ唱える
 「半座念仏」  太鼓から4番鉦まで順に一人ずつ小さな声で唱える
 「掛け念仏」  太鼓、鉦で交互に打つ

 

(三)合奏の部分

 

 「玉入れ」    七五三に強く打つ
 「雷落し」    雷のように打つ
 「六念仏」    太鼓・鉦を打ちながら念仏を唱える
 「大開き」    撞木を1・2・3と大きく引いて打つ
 「三三九念仏」  撞木を横にして鉦に当てる
 「送り念仏」   ナンマイダー と唱える
 「送り念仏山道下り上り」 
           山道を下るようにだんだんと音を小さくし
           山道を登るようにだんだんと音を大きくする
 「一声念仏」   ナンマイダアブツ ナンマイダアブツ と唱える

 

(四)終わりの部分

 

 「役鉦長命」    一番鉦と太鼓の早めの交互打ち
 「終り長命」   早打ちで終わりを表す

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